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AI導入の基礎

会社で生成AIを入れるなら「Gemini」か「Copilot」の二択でいい理由

「生成AIを社内で使いたいが、種類が多くてどれを選べばいいか分からない」。導入の相談で、最初に出てくることが多い悩みです。結論から言うと、会社として入れるなら「Gemini」か「Copilot」のどちらかで十分です。この記事では、その理由と、2つのうちどちらを選ぶかの決め方をまとめます。

主なツールは4つ。得意なことがそれぞれ違う

  • Gemini(Google):長い資料や画像・動画の読み込みが得意。Gmail・Googleドライブ・スプレッドシートとつながる
  • ChatGPT(OpenAI):相談や企画の壁打ちが得意。画像生成やデータ分析など機能の幅が広い
  • Claude(Anthropic):自然な日本語の文章と、プログラミングが得意
  • Copilot(Microsoft):Word・Excel・PowerPoint・Teamsの中でそのまま使える

個人で使うなら、目的に合わせて選べば問題ありません。ただ、会社で社員全員が使うとなると、選ぶ基準が変わります。

会社で入れるなら、GeminiかCopilotの二択

理由は3つあります。

  • 提供元がGoogleとMicrosoftで、サービスが急に終わったり、機能が大きく遅れたりする心配が小さい
  • メール・カレンダー・文書など、毎日使っている業務アプリの中でそのまま使える
  • 社員のアカウント管理やセキュリティの設定が、会社向けに用意されている

新しいAIは毎週のように発表されますが、話題のツールを追いかけ続けるのは現実的ではありません。GoogleとMicrosoftは、他社で話題になった機能もいずれ自社のサービスに取り込んでいきます。ツール選びに時間をかけるより、1つに決めて毎日使い続けるほうが、社内にはるかに多くのものが残ります。

どちらにするかは「今の環境」で決まる

迷ったら、今お使いのメールと文書作成ソフトを確認してください。

  • Gmail・Googleドライブを使っている、またはこれからメールなどを整える → Gemini(Google Workspace)
  • Outlook・Word・Excel・Teamsを使っている → Copilot(Microsoft 365)

社員がすでに慣れている画面の中でAIが使えるので、覚えることが少なく、定着しやすくなります。

会社の情報を入れるなら「職場のアカウント」で

もう1つ大事なのが、どのアカウントで使うかです。個人向けの無料版では、入力した内容がAIの改善(学習)に使われる設定になっているものがあります。取引先の名前や見積の金額など、社外に出したくない情報を入れるなら、会社向けの契約・アカウントで使うのが前提です。

Copilotには例外があります。Microsoft 365を契約している会社の「職場アカウント」でサインインすれば、追加料金のかからないCopilot Chatでも、入力内容は学習に使われない「企業データ保護」の対象になります。一方、個人のMicrosoftアカウントやサインインしない状態で使うと、この保護は受けられません。すでにTeamsやWordを契約している会社は、まず職場アカウントでCopilot Chatを試すところから始められます。

まずはこの3つから

  • 自社のメール・文書がGoogle系かMicrosoft系かを確認する
  • 社員には、個人のアカウントではなく職場のアカウントで使ってもらう
  • 議事録の要約やメールの下書きなど、毎日ある業務を1つ選んで使ってみる

どのツールを選ぶかより、選んだツールを社内で使い続けられるかどうかで差がつきます。迷っている時間を、まず1つ試す時間に変えてみてください。

代表取締役 髙橋 航世

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